スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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サマーウォーズ
サマーウォーズ
★★★★


となりのマトリックス


お婆ちゃんが電話や対面で行うアナログな方法から、PCや携帯でネットを介して行うものへとコミュニケーションの形は変わりつつあるが、その根底にあるものは不変である。
つまり、端末の端には「人」がいて、その「心」はどんな形でも繋がり得るのだと、その肯定が大きなテーマだ。

同時にネットに全てを預けることの怖さを描いており、公共機関や政府までもがひとつのシステム上で管理されることなど有り得ないのだが、そこはディフォルメされた部分として、日常の混乱を描く手法としては効果的だ。

ここまで言葉で書いてみると、当たり前で、今さら感があるのだが、見事なストーリーテリングで見せられると、そんなことは全く気にならないのである。

肝心のOZのデザインが「六本木ヒルズのプロモ映像ですか!?」ってぐらい、村上隆過ぎたのは残念だが。
ラブマシーンはカオナシみたいになっていくし、ネット世界の表現に、もっとオリジナリティが欲しかった。


荒唐無稽な展開にも、家柄の良い大家族という設定を大いに活かし、説得力を持たせている。
発電用にイカ釣り漁船を運んで来たり、簡単にスーパーコンピュータを調達したりするのも、いちいち筋が通っていて笑える。
キャラの立っている人から陰の薄い人までグラデーション的に存在するのも大家族ならではで、設定・キャラクター・ストーリーのどこにも無駄のない三位一体っぷりが凄い。
高校野球の進行状況とネットでの対戦をリンクさせたり、様々なエピソードや伏線が絡み合い、収束する様が、とても気持ちいい。




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テーマ:サマーウォーズ - ジャンル:映画

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