

★★★
デビルを見た
悪魔をテーマにしながらも極めてリアルな展開で、超常スリラーと密室サスペンスの間を行ったり来たりする新感覚ホラー。
70年代の作品かと錯覚してしまいそうなクラシカルなタッチも、独特の深みを与えている。
主人公の警官は妻子を亡くして以来、酒浸りの日々を送っていた。なんとか自分で立ち直ろうともがいている。
事故の真相がわからないことで、時間がそこで停滞していた。
しかし、今回の事件に運命的に引き寄せられるように関わり、犯人の告白により真相を知ることとなる。
そして、彼を赦すことにより再生のきっかけを得る。
シャマランが繰り返し描いてきたテーマがそこにある。
監督は違えど、これは紛れもないシャマラン作品と言えるだろう。
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2011/12/15(木) 01:24:18 | 映画のブログ

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