スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ソーシャル・ネットワーク
ソーシャル・ネットワーク
★★★★★


ソーシャル(じゃない男が作った)ネットワーク


Facebook誕生に関わった若者達の情熱やスピード感を、その時代の空気も合わせて丸ごと切り取った、デビッド・フィンチャーの傑作。

他人とまともにコミュニケーションが取れず、別れた恋人への未練を絶ち切れないくせにギコチない接し方しか出来ない男が、Facebookという世界最大のSNSを作ったという皮肉。


ラスト、ショーンのドラッグパーティーを通報したのは誰か?
その真相はボカされているが、そこまでの流れと直前のやりとりから見て、マークだと考えるのが自然だろう。
Facebookの爆発的な広がりに対応でき、ビジネスとしても成功することができたのはショーンの力添えがあってこそなのは間違いないのだが、エドゥアルドを切り捨てる非情さには納得できていない。

ショーンに言われるまま名刺に「ビッチ!」と書いたが、マークはそんなキャラではない。
改めて名刺を見つめる複雑な表情には、ショーンのやり方に対する疑問や、エドゥアルドへの思い、自分自身との葛藤など様々な感情が見てとれる。

かつてマークが「学生時代の彼女のことを今も思い出すか」と尋ねた時、ショーンは「NO」と答えた。
あの瞬間に、こいつとは考え方が違うと悟ったのだろう。
あのやりとりに二人の違いが凝縮されていた。


マークはコミュニケーション下手なだけで、実はコミュニケーションを求めている。
別れた彼女の事や、親友の事を今も思っている。
Facebookは彼の様な人間にこそ必要なツールかもしれない。




スポンサーサイト

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ヒア アフター
ヒア アフター
★★★★★


雄花と雌花と蜜蜂


サンフランシスコとパリ。
遠く離れて生きる男女が出会うべくして出会う物語。


人は過去に囚われて生きている。
その過去とどう折り合いをつけて未来を見つめるか、それが難しい。
「死」というものに直面した場合は尚更だ。

霊能力者のジョージは、彼を頼る多くの人々の「過去」に囚われ、自分の人生を犠牲にしてしまっていた。
しかし、霊能力では本当の解決は訪れない。
料理学校で出会った女性との一件で、改めてそれを思い知る所となる。
ジョージは過去を捨て、自分の生きる道を探す。

パリに住むマリーは自分自身が「死」に直面したことで、生き方を迷っていた。
そこから目を背けず時間を掛けて向き合うことで、生きる道を見つける。

そしてロンドンの男の子。
彼は、雄花と雌花の間を飛んで花粉を運ぶ蜜蜂のように、二人を引き合わせる。


ジョージはマリーと出会った瞬間、そこに「未来」を見る。

これ以上のエンディングがあるだろうか。


劇中、ジョージはディケンズを心の拠り所にする。
本や音楽、映画などに人生を救われることは往々にしてあるものだ。
創作物の力は偉大なり。
この作品もまた然り。




テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

RED/レッド
RED/レッド
★★


老後も
エンジョイ
ダイ・ハード



同名のアメコミの映画化。
豪華キャストを揃えながら、ただ筋を追っただけのような無味無臭な仕上がりが勿体ない。
監督の個性や作家性をもっと味わいたい。

深夜のテレビ放映でダラっと観るとしたら、これでもいいのかもしれないけど。


やはり見所は豪華なキャストアンサンブル。
ブルース・ウィリスはいつものブルース・ウィリスだが、仲間の「RED」達を始めとして、その他脇役まで楽しませてくれる。
カール・アーバン、リチャード・ドレイファス、そしてすっかり眉毛の白くなったアーネスト・ボーグナイン!

個人的には、ヘレン・ミレンとブライアン・コックスのパートが良かった。
久々に再会した老齢の元恋人たち。
いい雰囲気で微笑ましい。

そして、ただの強迫性障害に見えたマルコビッチの腕の確かさに大爆笑。




テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

完全なる報復
完全なる報復
★★


Tボーンステーキは凶器


刑務所の中から遠隔操作で復讐を続ける主人公。
しかしその実態は、あまりにも草の根的な現場作業だった。

もう少し頭脳的なトリックを期待したのだが・・・。
女性検事の葬式での襲撃も、主人公が現場に駆け付けていたのかと想像すると、なんだか笑いが込み上げてくる。
同時に、あのミニチュア戦車のようなマシンは、普通なら逮捕された時に押収されてるハズ・・・と、ご都合主義な所も気になってくる。


主人公の復讐の原動力となるのは殺された家族への想いだが、事件前の家族との関係が描けていないので、そこがイマイチ伝わらない。
似たような題材の『96時間』は、事件が起こるまでの短い時間で、家族の関係から主人公のキャラクターまで巧みに描いていたことを改めて思い出す。

また、報復モノでは『親切なクムジャさん』という傑作があるので、生半可なクオリティでの新規参入は難しい。


クライマックスは偶然にも『告白』と同じ展開だった。
ここはひとつ、ジェイミー・フォックスに「どっかーーん!」と言って欲しかった。




テーマ:サスペンス映画 - ジャンル:映画

エクリプス/トワイライト・サーガ
エクリプス/トワイライト・サーガ
★★★


カーステレオの話ではない


※『トワイライト~初恋~』の批評はこちら。
※『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の批評はこちら。


吸血鬼と狼男と自己中女の三角関係を描いたシリーズ3作目。

だらだらと進展しない恋愛パートに女子達がヤキモキしてるのを横目に、今回は、新たな敵に対抗するために吸血鬼族と狼男族が共闘するという、野郎大喜びの週刊少年ジャンプ的展開に!

アクションシーンはかなりの迫力で見応えあり。
吸血鬼達が殺られる時に、石膏像のように割れる描写が面白い。

個人的にはアリスの出番が多くてウレシい。


狼男達は変身する時にケンシロウの如く服が破れるから、臨戦態勢の時は常に上半身裸だし(エコ&経費削減)、人前で狼から人間に戻らないんだと(ワイセツ物陳列罪防止)、この度発見。




テーマ:恋愛映画・ロマンティックコメディ - ジャンル:映画

copyright © 2017 スペース・モンキーズの映画メイヘム計画 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。