スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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十三人の刺客
十三人の刺客
★★★


刺客の資格


役所広司と市村正親の一騎討ちに武士の生き様を見た。
どんな君主であれ、命懸けで守るのが武士のさだめ。

そして、役者それぞれの持ち味を堪能できるのがこの作品の魅力。
前述の二人はもちろんのこと、松方弘樹の存在感は別格。
いちいち見得を切るという、リアリティを損なわないギリギリの線で見栄えの良さにこだわった殺陣は、他の出演者と一線を画す。
個人的には、戦場のあちこちに刺しておいた剣を次々と抜きながら戦い、弟子に教えていたように剣が無くなったら石で殴ってでも敵を倒そうとする伊原剛志の姿にもシビレた。
その他、山田孝之、古田新太、伊勢谷友介、稲垣吾郎、松本幸四郎、岸部一徳ら、それぞれの魅力が発揮されている。

ただ、稲垣吾郎の暴君はキャラ造形が中途半端で残念。
「指示通りにやりました」レベルに留まっている。

また、コメディリリーフの伊勢谷友介は出番が多く目立ち過ぎた。
飛び道具は便利なのでつい使ってしまいがちだが、多用すると作品のトーンまで壊してしまうので要注意。


十三人のうちの若手の何人かはキャラクターが描かれていないのが残念だ。
『十二人の怒れる男』が全員のキャラクターをきっちり描けてるんだから、あと一人ぐらいなんとかなるでしょ。




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テーマ:邦画 - ジャンル:映画

エクスペンダブルズ
エクスペンダブルズ
★★


学校終わったらツールんちに集合!


こちらとしては、エキシビジョンマッチかオールスター戦でも観るぐらいの心持ち。
それ以上のことはハナから望んでいないのだ。

しかし、その予想とも少し違って、「マッチョオヤジ達が友達んちでダベってる」映画だった。

だが、それでいい。

青春時代にスタローンやシュワ、ラングレンらの洗礼を受けた身には、このメンツが揃ってる画を観られるだけで充分嬉しい。
無駄話にも喜んで付き合うよ。
欲を言えば、クライマックスは全員上半身裸で戦って欲しかったが。


それにしても、まぁ適当な脚本だこと(笑)。
酒を引っ掛けながらワイワイ書いたのではなかろうか。

一番の問題は敵がそれほど悪く見えない所。
ここをしっかり極悪非道に描かないと爽快感は生まれない。
飛行機からガソリンかけて焼き払うシーンなんか、やり過ぎな主人公達に引いてしまった。
ここだけは押さえておいてくれないと。

『ロッキー・ザ・ファイナル』、『ランボー/最後の戦場』と傑作を連発している近年のスタローンのことだから、本作の「映画としての」クオリティの低さは肩の力を抜いて作った結果だろう。

同窓会はたまにやれば充分。
次はまた、ブチかましてくれることに期待する。




テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

瞳の奥の秘密
瞳の奥の秘密
★★★★★


愛はとまらない


自分の気持ちをはっきりと伝えられずに相手を泣かせてしまうクセに、その思いだけはズルズルと引きずって悶々と過ごしてしまう。ラテンの男ってもっと熱しやすく冷めやすいのかと思ってたが、なんだ、オレ達と一緒じゃん!
主人公に感情移入度100%の猟奇犯罪系恋愛映画。

主人公自身がイレーネを見つめる視線から写真の中の犯人に気付いたり、「情熱は変えられない」をキーワードに被害者の旦那の嘘を見抜いたりと、主人公の恋心を事件の捜査と密接に絡ませているのが巧い。


サッカー場での長回しによる捕り物はスリリング。
作品全体の落ち着いたトーンに対して、このシーンだけの躍動感あふれるカメラ。
シビレた。

Aの壊れたタイプライターを使った伏線も綺麗にまとめられていてお見事。




テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

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