スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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2012
2012
★★★


まぁ、ヤ~ね


『ターミネーター4』、『コンスタンティン』、『グリーンマイル』。
これらの共通点は何だろうか。
主人公の名前がそれぞれ「ジョン・コナー」、「ジョン・コンスタンティン」、「ジョン・コーフィ」と、イニシャル「JC」。
つまり、イエス・キリストと同じなのである。

キリスト教色の強い題材には、しばしばこのイニシャルが登場する。
『ノウイング』は父がジョン、息子がケイレブで、二人合わせて「JC」だった。
『2012』の主人公もジャクソン・カーティス、「JC」だ。
それに加えて息子の名前がノアである。

しかし、本作の場合は、バチカンのサン・ピエトロ大聖堂やリオデジャネイロのキリスト像が崩壊したりと、宗教に対して否定的な描き方をしている。
主人公も救世主としての役割は担っておらず(元妻や子供たちとユーリの息子らは救ったが)、むしろいなかった方が、最後の船のゲートが閉まらないというトラブルもなかったんじゃないかとさえ思われる。

主人公家族の描き方は疑問で、元妻の再婚相手であるゴードンが死んだおかげで、元の家族に戻れて良かったという顔をされても気持ち悪い。
この出来事の中で、元妻が主人公のことを見直す過程が必要だったのだろうが、そこが描けていない。父に反発していた息子の気持ちも解決されていない。

映像的には、前半の脱出劇が笑っちゃうぐらいに間一髪過ぎてアドレナリン出っ放しだった。
あれだけで十分楽しませてもらいました。


ジョン・キューザックはこの映画の主演に決まった経緯について、「監督から電話がかかってきて、映画に出て欲しいと言われただけ」と話している。
そりゃそうだ、監督には彼しか考えられなかっただろう。
だってジョン・キューザックも「JC」だから。

あ、ジャッキー・チェンでもよかったか。




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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

カールじいさんの空飛ぶ家
カールじいさんの空飛ぶ家
★★★★★


爺の帰還


妻が死んでから家に閉じこもって、心も閉ざしてしまったじいさん。
過去の出来事や思い出に囚われて、ただの偏屈じいさんになっていた。
「家」というのがまさにその象徴であり、前向きに旅立ったように見えて、家から離れられないという表現が面白い。
指輪を捨てる旅に出たフロドのように、じいさんの旅は「家」を捨てる旅なのだ。

過去にしがみつくのではなく、未来を向かないと生きられない。それはいくら年を取っても変わらない。
目的地のパラダイスの滝に着いても、達成感どころか虚しさしか湧いてこない。
冒険ノートを開き、妻は未来を見ていたことを知る。

家具を捨て(でも思い出のソファは大事に置き)、家を捨てるという行動によって、初めて過去と決別できる。
鳥たちを助けるならそれらを捨てるしかないと、アドベンチャーの中で必然的にやらせるのが上手い。
普通の人なら、引っ越しや人生の節目なんかで荷物を整理したりするのがこの行為に当たるのだろうけど、このじいさんは家ごと引っ越しちゃったからね。

かつて憧れたヒーローが、同じく過去に囚われた悪役として登場する、この構成も見事。
マンツに立ち向かうのもじいさんにとっては通過儀礼のようなものだ。


気持ちの変化は体の変化にも表れている。
家に閉じこもっていた時は、階段を降りるのに昇降機を使い、郵便を取りに玄関先に出るのにも杖を突いていた。
目的を見い出すうちに次第に体が動くようになり、飛行船のハシゴをガシガシ昇ったり、最後には杖なんか要らなくなった。
このシーンがまた秀逸で、鳥たちに杖を遊び道具としてプレゼントするという、他者に心を開けるようになったことと、体力的に必要なくなったということ、精神面と肉体面、2つの変化が込められている。


重みのある物語を軽いタッチでエンターテインメントたっぷりに見せる。
ピクサーは一歩高みへ昇ったな、と感じさせる。

この先、何かに詰まって前に進めなくなった時とか、観返すことになりそうな、そんな大事にしたい作品。


余談。
ジブリの影響が強いと言われているが、タイトルまで『ハウルの動く城』みたいにしなくてもよかったのに。
『UP』でいいのでは?
それか今風に言えば『アガる』かな。




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ニュームーン/トワイライト・サーガ
ニュームーン/トワイライト・サーガ
★★


次はフランケン?


※『トワイライト~初恋~』の批評はこちら。


前作で人狼であることを匂わせていたジェイコブが、いよいよ本格的に活躍する第二弾。
障壁のある恋に見えて実はそんなでもなかった前作よりも面白くなってきた。

女の子から見ると、二人の男の子からモテモテで、その上争いまでさせてしまう罪作りな私にウットリなのだろうが、男から言わせると、その気もないのに思わせぶりな態度を取るなよと。男が好意を寄せてるのに付け込んで都合のいい時だけ頼るなよと。
ベラの行動にはいささかイラっとくるわけだが、女の子がメインターゲットであるコンテンツにそんなこと言っても無駄なのであります。


女の子目線で見ると、「ロミオとジュリエット」を下敷にした展開や、自分だけが年老いて行く『ハイランダー』的恋愛の切なさ、近所の年下の男友達が髪切ってイメチェンして上半身裸になってみたらマッチョで頼り甲斐のあるヤツだったという意外性など、胸キュン要素はいっぱいだ。


陰のあるイケメンをバンパイアに置き換えたキャラクターは、2作目になって、精力の有り余るマッチョ=人狼という比較対象が登場することで際立ってきた。

狼の活躍は見応え十分だが、バンパイア同様、この一族もあまり正体を隠そうとしないユルい空気が漂っている。
そこもこのシリーズの味か。




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