スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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DRAGONBALL EVOLUTION
DRAGONBALL EVOLUTION



馬鹿不思議アホベンチャー


「製作総指揮」の鳥山明がコメントを出している。

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脚本やキャラクター造りは原作者としては「え?」って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、スタッフなど、現場は超優秀な人達ばかりです。
ボクやファンの皆さんは別次元の『新ドラゴンボール』として鑑賞するのが正解かもしれません。
もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ!
おおいに期待しています!!
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名前を貸しただけなのかもしれないが、「製作総指揮」の立場の人間が言うことではない。
もしも、スピルバーグが『トランスフォーマー』についてこんなコメントしてたらショックだよ。


さて、公開前から異様な盛り上がりを見せた本作。設定やキャラのおかしさは予想できたことなので、今更騒ぐことでもないだろう。
むしろ原作の要素をうまく消化していることに驚く。
ピラフをピッコロに変更し、最初のシェンロン登場までをあらすじ的に描いたストーリー。
悟空のルックスや、高校が舞台になっている所は、悟飯のエピソードを加えているのだろう。
ブルマとヤムチャの恋愛や、天下一武道会なども出てきてニヤリとさせる。
ただひとつ言うとすれば、変な名前だと自分達で突っ込みを入れる前に、その名前で違和感のない世界観を構築するべきだったのではないだろうか。


そんなことよりも問題なのは、ひとつの作品としての志しの低さだ。
アクション映画としての見せ場が無いだけでなく、物語としての中身が全く無い。
まるで30分番組のような薄っぺらさだ。

ビッグバジェットのように見えて実は低予算なのかもしれないが、それを丸出しなのも困りもので、ピッコロが産み出すクリーチャーはカット割りや画面の暗さでごまかされて全く形がわからないし、最後の見せ場になるかと思われた大猿は人間と同じ大きさの着ぐるみで、失笑を禁じえない。

87分という今時ホラー映画でもなかなかない短さなのも、ここまで切らなければ持たなかったのだろうと推測できる。
しかしこの短さでありながら、「かつて地球を襲撃したピッコロを魔封波によって封印した」、という説明が2度も出てくるのには呆れるが。


ただ、キャスティングは決して悪くなく、悟空役のジャスティン・チャットウィンやピッコロ役のジェームズ・マースターズなどはハマリ役。
そしてとにかくブルマが最高!
ブルマのために見たとしても決して損ではない。
この3人を『カンフーハッスル』に放り込めば、ドラゴンボールの完成だったのに!
「製作 チャウ・シンチー」も名前だけか。




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チェンジリング
チェンジリング
★★★★


妖怪チェンジリング


戻って来たのは自分の子供ではないと正当な抗議をするクリスティンに対する警察のやり口がゾッとする。

子供がいなくなっている間自由を謳歌していたに違いない、戻って来た子供が邪魔で育児を放棄しようとしている、などと逆に罪悪感を植え付けようとする。
また、医者を使って、自分の子供もわからない程頭がおかしい女だと近所に言いふらし、周囲から孤立させる。
これらはモラルハラスメント、パワーハラスメントの典型的な手口であり、加害者が権力者であったり社会的に高い地位にいたり、外面がよかったりすることが多いために、周りからは被害者の方がおかしいと思われ、ますます窮地に陥るという悪質性がある。


今回のケースで特筆すべきは、牧師、弁護士、殺人事件の捜査にあたった刑事と、有能な協力者に恵まれたことだ。
それらが一人でも欠けていたら、このような結果にはならなかっただろう。

しかし、この母親が信念を捨てずに最後まで抵抗を続けたことが希望へと繋がったのは言うまでもない。
一人の女性の行動が、協力者を招き、民衆の反警察感情を表出させ、歴史的な改革劇へと発展したのだ。


主人公の視点から始まり、やがて様々な人物の視点へと拡げながら進んでいく物語を、地に足の着いた重厚さでまとめ上げたイーストウッドの演出力に圧倒されりング。


ちなみにチェンジリングというのはヨーロッパの伝承で、フェアリーやトロールなどが、さらった人間の子供の替わりに置いていく妖精の子供のこと。




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2008年総括
2008年1月1日~12月31日公開映画★ベスト10★+α

ミスト
1.ミスト
キングの傑作中編小説をこれ以上ない形で映画化。
『ショーシャンクの空に』のフランク・ダラボンではなく、『ザ・フライ2』のフランク・ダラボンの作品です。


ブラインドネス
2.ブラインドネス
パニックムービーのふりをした寓話的SF。
メイレレスここまでハズレ無し。


クローバーフィールド
3.クローバーフィールド/HAKAISHA
POV映画全盛期、これを超える作品は今後も出ないと断言できる。
それくらい完璧にやってしまわれた。


ダークナイト
4.ダークナイト
ヒース・レジャーのジョーカーばかりが語られるが、トゥーフェイスのエピソードだけでも並の映画以上。
それがこの作品の恐ろしさ。


ハロウィン
5.ハロウィン
金属バットを使った撲殺シーンの生々しい痙攣の描写が極悪すぎる。(誉め言葉)
やっぱりロブ・ゾンビはおかしい。(誉め言葉)


アイアンマン
6.アイアンマン
パワードスーツを最も魅力的に描いた作品。
女垂らしのワンマン社長を最も魅力的に描いた作品でもある。


ウォーリー
7.ウォーリー
ハートフルムービーのふりをしたデストピアSF。
エンドクレジットがまた秀逸。


ノーカントリー
8.ノーカントリー
何を考えてるかわからない人間ほど恐いモノはない。
ボンベが似合う男第一位。


ドラゴン・キングダム
9.ドラゴン・キングダム
カンフー映画ファンの夢を具現化。
実は意外と脚本も悪くない。


デス・レース
10.デス・レース
娯楽アクションの教科書と言える程に手堅い作りの実写版マリオカート。
ただしお色気の足りなさは補習レベル。


以下は、ベスト10入りを争った作品たち。


ハプニング
次点(順不同).ハプニング
おもしろ自殺カタログ。
シャマラン演出を堪能できる乙な一品。


シャイン・ア・ライト
次点(順不同).シャイン・ア・ライト
単なるライブ映像ではなく紛れもない映画。
生きる勇気が湧いてくる。


おくりびと
次点(順不同).おくりびと
2008年、最も泣いた映画。
見事な構成に丁寧な脚本。


ウォンテッド
次点(順不同).ウォンテッド
突っ込みどころは多いが、パワーに圧倒される。
見たことのないアクションはまだまだ作れる。


僕らのミライへ逆回転
次点(順不同).僕らのミライへ逆回転
ミシェル・ゴンドリーらしい家内制手工業。
バカバカしい展開から感動の大団円へ。


そして、期待の割にがっかりの、落差が大きかった作品3点。


28週後...
がっかり1.28週後...
見るべきシーンもあるにはあるが、非常に悲しい出来。
28週前に戻して欲しい。


クリスタル・スカルの王国
がっかり2.インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
オチうんぬん以前に全体的に脚本が雑過ぎる。
シリーズ特有のユルさが健在なのはうれしいが。


トロピック・サンダー
がっかり3.トロピック・サンダー/史上最低の作戦
間の悪さがコメディ映画にとって致命的。
編集次第で面白くできたはず。





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