スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
冷たい雨に撃て、約束の銃弾を
★★★★★


ストレート男汁100%


紛れもない傑作。
この映画は名シーンだけで出来ている。

主人公と殺し屋三人組が事件のあった娘の家を訪れて食事をするシーン。そこでの拳銃組み立て競争を始めとして、言葉少なに絆を深めていく男達に惚れ惚れする。

仇である殺し屋との、バーベキューの場面での間合いの計り合いは『イングロリアス・バスターズ』第一章のように静かでありながら壮絶だし、そこから繋がる月夜の銃撃戦では時代劇の美学も漂わせる。
その他、自転車を射撃する場面では西部劇を、雨の中の逃亡シーンでは『ブレードランナー』的近未来SFを感じさせるなど、イメージは実に多彩だ。

その後も、シールを目印にボスを追うクライマックスまで名シーンを挙げればキリがない。
音楽もいい。
編集もいい。
台詞を極力無くし、さりげない伏線を効かせた脚本もいい。

常連が揃った俳優陣の魅力は言わずもがな。
『五福星』の「マジメ」ことフォン・ツイファンも存在感を発揮していて懐かし嬉しい。
そして主役のフランス人俳優、ジョニー・アリディの素晴らしさったらない。


クサ過ぎてたまらない展開もジョニー・トーの手に掛れば屈指の名場面になる。
そしてジョニー・トー作品にはバイオレンスと共に、仲間や家族の絆という、決して裏切らない温もりがある。




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テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

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