スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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ピラニア3D
ピラニア3D
★★★★★


ピラニアと共に80'sホラー復活


能天気お下劣ホラーに求める全てがここにある。

ビキニにオッパイに肉片にイケてない主人公に憧れのガールフレンドに自分勝手なバカ男に言うことを聞かない子どもに・・・。
観客を楽しませることにトコトン徹した作品!
80'sホラーの正しき復活!


キャストも80'sファンには堪らない。
オープニングで最初の犠牲者となるリチャード・ドレイファスは『ジョーズ』と同じ出で立ちで登場し、同じ歌を口ずさむ。
『スタンド・バイ・ミー』のジェリー・オコンネルはノリノリでアホプロデューサーを演じているし、ドクことクリストファー・ロイドとジェニファーことエリザベス・シューの『バック・トゥ・ザ・フューチャー』コンビ(正確には2作目と3作目)も健在で、二人の再会シーンには涙が出そうになった。


キャストと言えば日本語吹き替えキャストも実力派揃いなので(一名を除き)、往年のテレビロードショーのノリを楽しむのもオススメ。
特にジェリー・オコンネル役の東地宏樹の安定感は抜群で、彼が喋るたんびにニヤニヤしてしまう。
ジモティー!




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テーマ:ホラー - ジャンル:映画

ブラック・スワン
ブラック・スワン
★★★★


オナッたりー・ポートマンとミラ・クンニす


主役へのプレッシャーと、母親の間違った子育てに対する反発から、幻視に悩まされる主人公のニナ。

心理的に追い詰められる様を見せる映像表現もさることながら、バレリーナの世界を見つめる視点が独特だ。

シューズを分解して手入れしたり、裏側にナイフで傷をつけたりの細部に至る描写。
優雅に泳いでいる白鳥も水面下では一生懸命に水を掻いていることを思い出させるような、肉体を駆使する様子や足音を強調したバレエ演出。

『レスラー』でプロレスラーの生態を赤裸々に描いたアロノフスキー節がここでも炸裂している。

さらに、「ダイビング」からの「死の暗示」という『レスラー』と同じ幕切れに鳥肌が立つ。


この作品は、言うなれば、アロノフスキーの「(死ぬ気で)はたらくひとたち」シリーズだ。
その点で『レスラー』の姉妹編と言える。

ただ、シナリオが一本道のため、ひたすら力技で幻覚映像を見せられても、途中で飽きてしまうのも事実。




テーマ:サスペンス映画 - ジャンル:映画

ヒア アフター
ヒア アフター
★★★★★


雄花と雌花と蜜蜂


サンフランシスコとパリ。
遠く離れて生きる男女が出会うべくして出会う物語。


人は過去に囚われて生きている。
その過去とどう折り合いをつけて未来を見つめるか、それが難しい。
「死」というものに直面した場合は尚更だ。

霊能力者のジョージは、彼を頼る多くの人々の「過去」に囚われ、自分の人生を犠牲にしてしまっていた。
しかし、霊能力では本当の解決は訪れない。
料理学校で出会った女性との一件で、改めてそれを思い知る所となる。
ジョージは過去を捨て、自分の生きる道を探す。

パリに住むマリーは自分自身が「死」に直面したことで、生き方を迷っていた。
そこから目を背けず時間を掛けて向き合うことで、生きる道を見つける。

そしてロンドンの男の子。
彼は、雄花と雌花の間を飛んで花粉を運ぶ蜜蜂のように、二人を引き合わせる。


ジョージはマリーと出会った瞬間、そこに「未来」を見る。

これ以上のエンディングがあるだろうか。


劇中、ジョージはディケンズを心の拠り所にする。
本や音楽、映画などに人生を救われることは往々にしてあるものだ。
創作物の力は偉大なり。
この作品もまた然り。




テーマ:心に残る映画 - ジャンル:映画

バーレスク
バーレスク
★★★


ヴェロニカ・マーズが悪役に


アリ(クリスティーナ・アギレラ)が突然、生で歌い始め、テス(シェール)が慌てて「幕を上げて」と言うシーンは、予告編で何度も観ていたはずなのに、それでも鳥肌が立った。
やはり、スゴい歌というのは猛烈な感動を与える。
その後の店の繁盛にも説得力が生まれる。
どこぞのバンド映画も見習って欲しいものだ。

しかし、口パクか生歌かという話なのに、演出として両者に差が無い点は残念だ。
物語上は生歌の場面でも、見た目には口パクなのだ。

生歌のシーンも撮影上は口パクで撮らないといけないというジレンマはあるが、音響効果なり演出なりで差を出して欲しかった。
それがこの映画のキモなのだから。


それにしてもクリスティーナ・アギレラは意外とまだまだ若くて可愛かったなぁ。
普通に女優としてやっていけそうだ。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

ベスト・キッド(2010)
ベスト・キッド(2010)
★★★★


邦題は『ベスト・キッド』で結果オーライ


感動する場面に燃える場面、こちらの感情の動きがオリジナル版を観ている時と一致する、そこに、製作スタッフのオリジナル版への愛を感じる。
細かいネタまで丁寧に拾って再現してくれるから、オリジナル版のファンには堪らない。
それだけでなく、舞台とキャラ設定を変えたことによるエピソードのアレンジもうまくハマっている。
さらに、例えば「車を大事にしている師匠」といった同一のモチーフを使いながら、そこから違った展開に持っていくなど、ポイントでのハズしも効いている。

カンフーへの愛も半端ではない。
ジャッキーファンには『ドラゴン・キングダム』に続いての師匠役が感慨深いし、竹でお互いの手首を繋いでの『ドランクモンキー酔拳』修行シーンの再現には涙々だ。
ラストの技をオリジナルの「鶴」から「蛇」に置き換えたのもわかってるね!
蛇と鶴と言えば、つまり『蛇鶴八拳』だ。


成長期の男の子には、親以外にお手本となる人物が必要だ。
それは、学校の先生であったり親戚のおじさんであったりアパートの管理人であったり様々だ。
母子家庭のドレにとって、ワンは父親代わりにもなっている。
ここはオリジナルと同じテーマだ。

さらに、今回のリメイク版では舞台を中国に変えることで、「異文化に放り込まれてひとりぼっちの少年を地元のオヤジが助ける」という構図になっており、アメリカでの異端者だったミヤギよりもワンの頼もしさが増している。


さりげなく『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のパロディまで入れてくる辺り、製作陣の余裕すら感じられる。
リメイクの鏡。




テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

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