

★★★★
下ネタベーカリー
コトが終わった後にジェイク(アレック・ボールドウィン)がジェーン(メリル・ストリープ)の股間を触って「我が家だ」的なことを言ったり、ビデオチャットでジェイクの股間をどアップで写すドタバタがあったりと、全編下ネタのオンパレード。
若い妻の前ではクールに振る舞っているジェイクがジェーンといる時はくだらない小ボケオヤジになったり、ジェーンが女友達とのトークで下ネタ全開でハジけたり。
単に笑いを取る為だけでなく、男女の親密さや心の開き具合を表現している所がリアルなんだよな。
それなのに、『恋するベーカリー』というタイトルを始め、下ネタを完全に封印した日本のプロモーション展開は疑問。
『パイパニック』を『タイタニック』と偽ってはいけない。
こんなに下ネタ満載にも関わらず、ハートウォーミングなラブストーリーとしての完成度は高い。
ジェーンに想いを寄せるが、待つことしかできないアダム(スティーブ・マーティン)が切ない。
そんなスティーブ・マーティンを「なるほど、このためにキャスティングしたのか!」と納得させてくれるのが、パーティでハッパを吸ってハイになるシーン。
『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の歯医者役を彷彿とさせるラリ演技を楽しめる(もちろん、もっと抑えめだけど)。
『ホリデイ』のジャック・ブラックといい、ナンシー・マイヤーズはコメディアンの使い方がうまい。
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