スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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サロゲート
サロゲート
★★


松田聖子は出ていません


人類のほとんどが引きこもりとなり、日常生活をロボットに代行させている世界。
リアル社会の『マトリックス』というべきか、地球の『アバター』というべきか、せっかく面白い設定を作っているのだが、その造り込み、掘り下げが物足りない。
サロゲートのレンタル品を代用しているという描写はあるが、製造時期の違いによるバラつきがもっとあるはずだし、貧富の差から、中古品や粗悪品が出回ったりしてもっと混沌としているはず。

例えば『トゥモロー・ワールド』で画面の端々から感じられた、その世界の「実在感」が、この作品からは感じられない。
『ターミネーター3』でチョンボをやらかしたジョナサン・モストウなので(個人的には好きな作品の多い監督なのだが)製作費を削られたのかもしれないが、この辺りはいかにイマジネーションを発揮するかによるよなぁ。

人類が自ら動かなくなるという世界の描写では『ウォーリー』の方が上だ。


ロボットを介しての殺伐としたコミュニケーションに危機感を感じ、元の人間同士の触れ合いを求めるようになるのは自然な流れだ。
だが、主人公が妻との生身のコミュニケーションを復活させたいからといって、博士の悪事に便乗して全てのサロゲートを破壊してしまうのは無茶苦茶過ぎる。
ネットに嫌気がさしたオヤジが、ある日突然世界中のパソコンをブッ壊したら大問題だろう。

このシステムには悪い面だけでなく良い面もあり、やめたいなら妻を説得して自分達だけやめればいい訳で、このような行動を納得させるにはそれなりの理由が必要だ。
この夫婦の不和がサロゲートだけが原因とは思えない所にも問題があるのだろう。


見所は俳優達のロボット演技。
笑う時に唇の両端をスッと上にあげ、逆回転したように元の表情に戻るなど、うまい人の演技は本当にお見事。
でも、ときどき妙に人間くさいロボットがいるのは、バージョン違いによる性能の差まで表現しているのか、単に演技が下手なだけなのかはわからないが。




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