スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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スリーデイズ
スリーデイズ
★★★★


すべて彼女のための苦労


この作品はフランス映画『すべて彼女のために』のリメイクだ。
オープニングを始め、同じシーンを同じ構図で撮るなど、その忠実さにまず驚かされる。

そこに加えて、計画通りに逃げることが出来たオリジナルに対し、本作は予期せぬアクシデントを盛り込むことでよりサスペンスフルになり、より主人公のクレバーさが際立つようになっている。
体ではなく頭を使って逃げる主人公のキャラクターをさらに掘り下げた良リメイクと言える。


愛する者を助けるために法を侵す主人公には賛否あるだろうが、自分も同じ立場に置かれたら同じ行動を取るだろう。
プリウスに乗って(アメリカでは善良な市民の象徴)馴れないことをする主人公に感情移入しまくりだ。


オリジナルでは逃避先が警察にバレてしまい不安を感じさせて終わるが、本作ではうまく欺いて行方を眩ませる。
この、希望を残したエンディングがいい。

そして、黙って地図を見つめる父親。言葉少なな親子関係もまたいいんだ。

オリビア・ワイルドという最大のトラップも用意されていたが、うまくかわしたね!




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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

猿の惑星:創世記(ジェネシス)
猿の惑星:創世記(ジェネシス)
★★


猿でもわかる映画


予告編で見た以外のことが何も起こらない映画。
これは予告編が見せ過ぎというワケではなく、予想外のことが何も起こらない平凡なストーリーだということだ。
さらにそのストーリーを何の含みも無く全て映像で説明してしまうのだから、もはや映画にする必要があったのかどうかさえ疑わしい。
例えばラスト、ウィルスに感染したパイロットが出発ロビーから撒き散らして全世界に広がって行きました~って、そこまで説明する必要はないだろう。
ウィルスに感染したパイロットが仕事に出掛けた、この事実だけで後はわかる。


アルツハイマーの父親の為に研究を続ける主人公の姿には感動したし、シーザー達が蜂起する姿は熱いのだけど、後に残るものが何もないのだ。


チンパンジーとゴリラとオランウータンが居たり、キャラのネーミングなどで『猿の惑星』シリーズに関連付けようとしているが、その必要性もあまり感じられず、独立した作品として作った方が良かったのではないかとも思う。




テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

世界侵略: ロサンゼルス決戦
世界侵略: ロサンゼルス決戦
★★


中間管理職の底力


年下から舐められ白い目で見られている退役決心したベテラン兵が、実戦での決断力・行動力で若手の甘えを叩きのめし、信頼を得てやがて結束していく。
この筋書きに熱くならずにいられようか!?

これは中間管理職応援映画である。


ディテールもいい。
恐らく他の星でも侵略を繰り返してきたのだろう、戦争慣れしていることを想像させるエイリアンの戦闘スタイルと、使い込まれた兵器群。
バーニアの角度をボシューッボシューッと微調整しながら迫って来る飛行挺のアナログ感もタマラない。

そして、それに対するナンツ二等軍曹の、無線をガソリンスタンドに設置してのおびき寄せや、エイリアンの急所探し、レーザー誘導装置での司令船撃墜といった、場数を踏んでいるからこそ出来る反撃の数々。

市街戦ならではのロケーションも面白く、戦争映画に徹したのは正解。


ただ、いかにも『トゥモロー・ワールド』『ハート・ロッカー』以後、『第9地区』以後の作品であり、既視感のある映像からは目新しさは感じられない。

印象に残るのは新しい映画を観たということよりも、アーロン・エッカートのビックリ顔ばかり。




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ザ・ウォード/監禁病棟
ザ・ウォード/監禁病棟
★★★


ジョン・カーペンターのザ・ウォード


完全にネタバレしてるので注意!


観た人誰もが「アイ」で始まる映画と「エン」で始まる映画を思い浮かべるだろう。

だが、そこはカーペンター。ゴーストホラーの要素をプラス。
元の人格が別の人格達の共謀によって抹殺されそうになるも、幽霊のような姿で復讐を果たしていくという、恐ろしくも悲しい物語。

ゴーストホラーとして正しい図式になっているのが面白い。


ただ、元人格のアリスよりもクリステンの方が魅力的なのに、ストーリー上、アリスの人格を残すところに着地するのが、ややしっくり来ない。

また、女の子達のキャラクターがオタク受けを意識してそうな割に、カーペンターからはそれを魅力的に撮ろうというフェティッシュな姿勢が感じられないのがチグハグな印象を残す。
もっとニュートラルなキャラクターの方が差別化も出来て良かったかもしれない。


今作ではカーペンター自身は音楽を担当していないので、お馴染みの「ベンベン」は鳴り響かない。
その為、ちょっと物足りなさは残るが、全編に漂うアナログ感は紛れもなくカーペンター節。




テーマ:サスペンス映画 - ジャンル:映画

スカイライン-征服-
スカイライン-征服-



宇宙ペンデンス地区/SEIFUKU


『インディペンデンス・デイ』に『宇宙戦争』に『クローバーフィールド/HAKAISHA』に・・・。
とにかく“メジャーな”映画から“安易に”かいつまんだだけという印象しか残らない。
そして最後は『第9地区』になって『フェイス・オフ』な仕草で気付くという・・・、どこまでも失笑しか与えてくれない作品。

監督へのインタビューで「怪獣映画は好き?」の問いに、ゴジラなどのメジャーなワードしか返って来なかったことに、インタビュアーの高橋ヨシキ氏が「例えばティム・バートンのように本当に怪獣映画が好きな人はもっとマニアックな名前を挙げるし、もっとたくさん喋るのに。」と拍子抜けしていた。
この監督の受け答えが全てを表している。
映画を観ても、まさにそんな感じで拍子抜け。
引用するならタランティーノぐらいこだわり抜かないと。

女性達にせっかくキャミソールを着せてるのにエロスがないのも同様で、上辺だけで全く中身がないんだな。




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