スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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しんぼる
しんぼる
★★★★


人志松本の不都合な真実


映画の技法を逆手に取ったトリックが面白い。
メキシコパートとまっちゃんパートは2つの独立したストーリーだと思って観ていると、実はスパンの長~いカットバックだったというオチだ。

最初のうちは、メキシコのルチャリブレ人情劇とまっちゃん版『CUBE』のような2本のストーリーを、交互に見せるタイプのオムニバスのようである。
メキシコの方が何の起伏もなく進むので、「これは最後の最後でオトすパターンかな」という雰囲気が徐々に漂い始める。
そして、2本のストーリーの切り替わりがだんだん早くなっていき、最後は真の意味でのカットバックになり、遂には互いがリンクする。

その後のアメリカ、ロシア、中国の部分も、「間」や、その結果起こることのクダラナさがたまらない。


内容は、何気ない行動が別の場所で自分の予期しない出来事を引き起こすという「バタフライエフェクト」について描いている。
エスカルゴマンが対戦相手をノックアウトするという良いことも起これば、自分の息子まで倒してしまうという悪いことも起こる。
また、自分の周りで何も起こらないからといって何度も突っついていると、地球の裏側では「もうやめてくれ」と警鐘を鳴らしている可能性もあるのだ。
自分に影響のある時は慎重になるが、その反応が目に見えない時は軽はずみな行動をしてしまう。
そんな人間の本質を描いてみせる。

まっちゃんなりの『不都合な真実』と言えるだろう。


前作『大日本人』のインパクトと完成度には少し劣るが、まっちゃんの世界が好きな人はこれまたハマるはず。
壺に水を入れようとする件と、犬の件には大笑いした。




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テーマ:日本映画 - ジャンル:映画

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