スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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アジョシ
アジョシ
★★★


コリアンコープ作品?


テシク(ウォンビン)の特殊部隊仕込みのアクションに燃える!
特にクライマックス、トルコ風呂でのナイフを使った戦闘が凄い。
首、脇、手首など相手の動脈を確実に狙っていく間違いない仕事っぷり。
そこからベトナム人用心棒との仁義ある一騎討ちになだれ込み、防弾ガラスを撃ち抜いてボスを仕留めるまで息をつかせない。

アクション映画としてのクオリティは高い。


しかし、軽い。
そしてクサい。

テシクがボサボサ頭に見えてきちんと整髪されていたり、ディテールが軽く、妙にリアリティーがないのだ。
まるで、漫画原作をテレビドラマ化したような手触りだ。

テシクの恋人との過去や、少女との交流場面など、演出がドラマチック過ぎてクサいのもノレなかった。

全体的に、リュック・ベッソン及びヨーロッパコープ作品をはじめ、既存のアクション映画のいいとこ取りという印象は拭えない。
いや、ヨーロッパコープ作品は好きなのだけど、「みたいな」のはちょっとね・・・。

また、「金歯以外食いちぎってやる」「知ってるふりをしたい時、知らんぷりをしてしまう」など、数少ないテシクの台詞がいちいちダサくてピンと来なかった。


立ちまくった敵キャラも面白いのだが、その点も作品の軽さを助長してしまっている。




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テーマ:韓国映画 - ジャンル:映画

アンストッパブル
アンストッパブル
★★★


ミッション・アンストッパブル


いきなり本題からスパーンと出発進行。
余計な贅肉を削ぎ落としたタイトな展開にグイグイ引き込まれる。

『サブウェイ123 激突』ではイマひとつマッチしていなかったトニー・スコット節も、スピード感のみで突っ走るこの作品では冴え渡っている。


主人公二人はもちろんのこと、コニー・フーバー(ロザリオ・ドーソン)やワーナー(ケヴィン・コリガン)やネッド(リュー・テンプル)の男前なプロフェッショナルぶりに、たまらず発射オーライ。

フランク・バーンズ(デンゼル・ワシントン)と娘達とのうまくいってなさを、娘二人がフーターズで働いているカットで表すなど、必要最低限のドラマ体脂肪率にもホレボレ。


事故の原因が情けなさ過ぎて犠牲者が浮かばれないが、最後にオチが付いたので良しとしよう。




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悪魔を見た
悪魔を見た
★★★★


いいビョンホン、悪いビョンホン


怪物と戦う者は自らも怪物とならないように気を付けねばならない。
汝が深淵を覗き込むとき、深淵もまた汝を覗き込んでいるのだ。
ニーチェ「善悪の彼岸」より

監督自ら発言しているように、ニーチェのこの一節がテーマとなっている。


復讐されるチェ・ミンシクといえば、パク・チャヌク監督の『親切なクムジャさん』を思い出す。
あちらは塾の講師、こちらは塾の送迎バスの運転手。
なんだか、「あの人は今」みたいな設定でおかしい。

クムジャさんが被害者の遺族まで集めて完璧な復讐を遂げたのに対して、スヒョンは復讐の行動原理を見失い、犯人とのゲームに溺れていく。


スヒョンは容疑者として挙がった男達を順に痛め付けていく。
しかし、脅されたら自首するような最初のヤツらとは違い、ギョンチョルは真のサイコパスだ。
サイコパスは修羅場を好む。
復讐されることさえもゲームとして楽しむのだ。
相手と同じ土俵に立った時点で「勝ち」はない。

ギョンチョルが被害者の家族にまで手を出したことに反撃するべくギョンチョルの家族を巻き込んでみても、ヤツには全く効果はない。
自分がヤツと同じ次元にまで落ちぶれてしまったことによる虚しさが残るのみだ。


タクシーに偶然乗り合わせた強盗を巻き込んでの三つ巴や、押し掛け『ホステル』状態のシリアルキラー仲間の登場など、展開は予断を許さない。
だがそれ故に、散漫な印象が残るのも事実。

また時折、冗長なシーンや説明的過ぎる描写など、演出面で引っ掛かる部分がある。
映画には省略の美学というものがある。
下剤を奪うシーンがあれば、その後は見せなくてもわかるって・・・。




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エクリプス/トワイライト・サーガ
エクリプス/トワイライト・サーガ
★★★


カーステレオの話ではない


※『トワイライト~初恋~』の批評はこちら。
※『ニュームーン/トワイライト・サーガ』の批評はこちら。


吸血鬼と狼男と自己中女の三角関係を描いたシリーズ3作目。

だらだらと進展しない恋愛パートに女子達がヤキモキしてるのを横目に、今回は、新たな敵に対抗するために吸血鬼族と狼男族が共闘するという、野郎大喜びの週刊少年ジャンプ的展開に!

アクションシーンはかなりの迫力で見応えあり。
吸血鬼達が殺られる時に、石膏像のように割れる描写が面白い。

個人的にはアリスの出番が多くてウレシい。


狼男達は変身する時にケンシロウの如く服が破れるから、臨戦態勢の時は常に上半身裸だし(エコ&経費削減)、人前で狼から人間に戻らないんだと(ワイセツ物陳列罪防止)、この度発見。




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悪人
悪人
★★★★


Just to tell you once again, Who's bad...


金髪で肉体労働者、車が趣味で出会い系をやっている男が殺人を犯した。
表面だけ見れば、この男は「悪人」だと思うのが普通の感覚である。
しかし、うわべと本質は必ずしも一致しない。
この物語で真に罰せられるべき者は他にいる。
殺人という行為は罰することができても、悪意は罰することができないのが現実だ。

この映画には悪意を持った様々な人物が登場するが、彼らは普通に生活している。
悪徳販売業者だってのうのうと生きている。
なぜなら法に触れていないから。
法に触れる行為を行った者だけが罰せられる。
例えそこに悪意がなくても。

この矛盾に対して、主人公には逃げるしか術がなかった。
そんな主人公に出会った光代は、彼と行動を共にすることで、閉ざされた日常から抜け出せると信じた。
彼女は主人公の中の善なる心を理解していた。
そんな二人の出口のない逃避行。
これは「ナチュラル・ボーン・善人」による『ナチュラル・ボーン・キラーズ』である。




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