スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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ワルキューレ
ワルキューレ
★★★


ワルキューレの寄稿


例えば、主人公が爆破現場から逃げる時に車から不用意に証拠品を投げ捨てたことなど、ちょっとしたことから綻びが出て次第に劣勢に立たされていく。
川の流れを変えようとして色々な所を塞き止めても、大きな力によって徐々に元に戻されていくような、じわじわと絶望感が沸き上がってくる所が、この映画の魅力の部分でもある。
史実として結果が既にわかっているが故の(映画的な)面白さだ。


しかし、これを悲劇として見た時、いまひとつ盛り上がりに欠ける。
それは本作が事象だけを淡々と追うような形になっているからだろう。
主人公の人間的な部分を廃して、まるで計画を遂行するだけのマシーンのような描き方だ。

本作の場合、やはり主人公への感情移入は大事なポイント。
ましてやクーデターのリーダーである。
この人になら付いていきたいと思わせるような魅力的な人物として描かなければいけない。

ここのところのトム・クルーズの演技には一目置いており、クールな役柄でも『コラテラル』のようにカリスマ性と存在感を表現できる俳優になってきたと思っている。
彼の演技が悪いのではなく、脚本や演出がまずいのだろう。

もっと主人公の「無念さ」を共有したかったというのが正直なところだ。




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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

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