スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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ターミネーター4
ターミネーター4
★★


これは、新しいシリーズの『旅の仲間』なのか?


シリーズでは初めて未来が舞台となるが、ストーリー的には1作目のプリクエル(前日譚)にあたるという、なんとも複雑な立ち位置の作品。

冒頭から、長回しを多用した『トゥモロー・ワールド』ばりの戦闘シーンにワクワクする。
と、同時にホッとした。
監督がマックGと聞いて不安だったのだが、『チャーリーズ・エンジェル』のように浮ついた映像になっていなくてよかった(あれはあれで大好きだが)。
きちんと作品に合わせてスタイルを選ぶ監督なんだな。

他にも、シグナルでハンターキラーを落とす場面や、モトターミネーターとトラックのチェイス、シュワちゃん誕生(1作目の顔にした所がまた良い)など見所は多い。

そして、「I'll be back.」「Come with me, if you want to live !」とお約束のセリフを登場させたり(「I'll be back.」をジョンが言う所が、立派に成長したなぁ!と感慨深い。)、モトをおびき寄せるのに『ターミネーター2』主題歌の「You Could Be Mine」を使ったりと、『3』で不評だった過剰なセルフパロディにならないギリギリのラインでシリーズへの愛を感じさせる。


しかしいかんせん、謎のままで終わっている部分が多いのが困るところだ。
マーカスが2018年に登場した時に裸だったのはタイムスリップして来たからなのか?
マーカスのテクノロジーは明らかにこの時代のスカイネットより発達しているが、いつ作られた物なのか?
心臓だけ人間のままだったのは、あらかじめジョンに移植することを見越して送り込まれたのか?
T-600の登場により、T-600→T-800の進化に比べ、T-800→T-1000の進化が急激過ぎることになったが、そこには理由があるのか?
セレーナ・コーガンはなぜマーカスに献体させることにこだわったのか?
セレーナが癌であることを強調していたのは、審判の日を体験したことを意味しているのか?
それとも、原子炉を搭載しているターミネーターの開発に関わったからなのか?
それとも、ヘレナ・ボナム・カーターの見た目がそう見えるから、単にそういう設定にしただけなのか?
そもそもセレーナは本当にサイバーダインの人間なのか?
・・・あげればキリがない。

新シリーズが○部作構想であることがはっきり決まっているならともかく、続編の製作も発表されていない段階で、テレビドラマの第1話みたいな作り方をするのが疑問だ。

今後、新たな展開があれば面白くなりそうなのだが、この作品単体でみた場合、ドラマ部分があまりにも薄く、低い評価になってしまう。
マーカスの人物像や、ジョンとの関係をきちんと描かないと、自己犠牲なラストが盛り上がらない。
『ヒドゥン』の方が感動的だ。

それこそ『ターミネーター2』のように、ひとつの作品でやり切って欲しかった。




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テーマ:ターミネーター4 - ジャンル:映画

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