

★★
消防署密着24時
巻き込まれるのは消防士の取材をしていたテレビクルー。
建物が検疫の名目で隔離され、感染者だけでなく権力からも命を脅かされる恐怖。
切口としては面白い。
・・・が、内容は凡庸だ。
舞台の狭さと映画の尺の短さ(77分)の割に登場人物が多過ぎるのか、キャラクターがストーリーに活かされておらず、後半はただ次々と殺されていくだけで工夫がない。
身だしなみばかり気にしているオヤジなんか、面白い使い方ができそうなのだが。
アパート内の移動手段が螺旋階段のみという特徴的なシチュエーションも活用されず、最後にカメラが暗視モードに切り替わるのも『羊たちの沈黙』や『ディセント』を思い起こさせ、目新しさは無し。
ただ、最後に登場する彼女の造形は素晴らしい。
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