スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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グラン・トリノ
グラン・トリノ
★★★★


「everybody can change !!」


年老いて益々ハイペースで作品を作り続けるイーストウッド。
それでなお、高いクオリティを保っているところがまた凄い。
スピルバーグも多作だが、質にはバラつきがある。まぁ、それで普通だとは思うが・・・。

演技の方は、機嫌悪く「う~~む。」と唸るのさえヘタクソだが(笑)、それもまた愛敬。


これは、出会った人々が互いに影響し合い、成長していく物語。
『ロッキー4』もそうだったが、こういう話って、人間まだまだ捨てたもんじゃないなって思える。

タオ少年には大人になる上でのモデルとなる男性が必要だった。
ウォルトは極端に堅物で昔気質だが、これまた極端におとなしいタオにはちょうどいいカンフル剤だった。

ウォルトはモン族の家族との触れ合いに、自分の家族からは感じられなかった暖かさを見い出す。
差別意識も徐々に薄れ、次第に角がとれて、冗談のひとつも飛ばすようになる。

若い神父はウォルトの邪険なあしらいにもめげず根気よく通い詰め、人間的にひとまわり大きくなった。
その説教にも深みが出た。

逆に変わろうとしない人々は悲惨な結末に。

タオも大人になったら、「最近の若いモンは・・・。」と愚痴るようになり、グラン・トリノを誰に譲ろうかと思いを巡らせることになるのだろう。
そのくらい普遍的な物語だ。
その頃には実際にトヨタ車になっているかもしれないが。


エンディングで流れるイーストウッドの歌がまた泣かせる。
主演俳優が主題歌を歌うとアイドル映画になりがちだ。
もしくは、そうならないのはジャッキー・チェンにだけ許された特権だと思っていたが、これが、素晴らしくはまっている。
天国から聞こえてくる歌声だからだろうか、あのダミ声が心に染みるのだ。




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