

★★
アリス・イン・ゾンビーランド
傘(アンブレラ)を差した人々が行き交う渋谷のスクランブル交差点から幕を開ける。
4年後、その交差点の地下にはアンブレラ社の本部があった。
時間軸がわかりにくい構成たが、中島美嘉のいる渋谷が1作目の前の話で、アンブレラ社のある渋谷からが3作目の後の話だ。
今回、アリスはTウィルスを中和され特殊能力を封印されるが、その設定はあまり活かされておらず残念。
ジェット機の墜落からアリスが何の理由もなく生き延びたり、何故かロサンゼルスに飛んで偶然にも生存者に出会えたりと、雑で都合のいい展開が多い。
スローモーションを多用したアクションシーンは3Dの効果も相まって、浴室での水滴を散らしながらの攻防などは面白い。
しかし、あまり意味のないシーンまでスローモーションにするなど、この技術に頼りすぎな感がある。
そもそも、この映画ならでは、このシリーズならではのアイデンティティーが感じられない。
面白いシーンや原作ファンを喜ばせるネタはあるのだが、ちょっと安易に作り過ぎている気がしてならない。
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