スペース・モンキーズの映画メイヘム計画
まじめにふざける映画批評。基本的にネタバレ注意。
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ソルト
ソルト
★★★★


ロシアより塩をこめて


観客を主人公に感情移入させるのは一般的なやり方だが、この作品はヒネリが効いている。

最初の内は観ている側も、ソルトがロシアのスパイなのか、そうではないのかがわからない。
主人公の善悪さえもボカすのはかなりの変化球だ。
スパイではないことを祈りつつ観ていると、その思いは中盤で一旦裏切られる。
そこから先はソルトの人間としての良心に賭けるしかないのだが、それさえも不安な状態のまま物語は進んでいく。
そして、クライマックス直前でその不安が解消された時に、安堵感に包まれると同時に感情移入もピークに達するのだ。

不安定な状況に置かれてカラカラに干上がった観客には、一杯の水でも巨大なオアシス。
こちらの感情を弄ばれるのが、決してイヤな感じではなく、納得のいく気持ち良さ。


そして観終わった時に、ピーボディ(キウェテル・イジョフォー)の判断と行動(疑わしいソルトを確保しようとする冒頭から、最後のヘリコプターまで)が全て正しかったことを思い出し、そのプロフェッショナルさと人間味のバランスに惚れ惚れする。


当初の企画では、主人公のソルトは男の設定だったそうだ。
しかし、監視カメラの前でパンツを脱いでレンズに被せるシーン、あれが男だったらゼッタイ見たくない。




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テーマ:アクション映画 - ジャンル:映画

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